水漏れの主な原因は経年劣化によるものです。
特にパネルタンクは結合部のパッキンが経年とともに伸縮性が低下します。
水位の上下変動による圧力変化にパッキンが耐用できなくなり漏水が始まります。
それにより架台やボルト・ナットなど鉄部腐食による二次的被害や亀裂の進行により破損へと発展する恐れがあります。
- 接合部より漏水
- パネル角に亀裂
- パネル角より漏水
- パネル角に亀裂
- 側板に亀裂
- マンホールに亀裂
対策工事例
FRP樹脂ライニング工事
オフィスビルなど
(土・日の2日程度 断水可能な場合)
- FRP組立パネル 漏水対策
- 継目を補強し漏水予防
- FRP一体型
- クラック補修後防水補強
樹脂コート防水工法
※施工箇所が濡れていても施工可能なエポキシ樹脂防水剤
(飲用水にも使用可)による防水・止水施工も対応可能です。
水中や湿潤面での防水塗装、接着、充填が可能です。FRP樹脂ライニングで広範囲にわたる施工ではなくピンポイントでの施工も可能です。
もちろん飲用水タンクにも安心して使用できます。JWWAK-143の規格適合品です。
- 水槽底面に亀裂が入り漏水
- 水槽底面に亀裂が入り漏水
- 特徴は断水時間を少なくできます。
- 飲料水タンクの補修も断水は1日のみ
断水できない緊急時に!!
マンションや商業施設など
(断水ができない場合)
2槽式のため片槽で運用可能ですが、水道使用量のピーク時間帯を避けるため5:00~作業開始し 9:30に復旧操作(水張り)を行い、開店時間には通常運用できました。
商業施設(年中無休)
設置後 4年
設置後経過年数はまだ浅く亀裂箇所が中央部のため補修可能
漏水箇所が端部であり、水槽設置後30年ノーメンテナンスのため 更新が前提での補修工事
商業施設(年中無休)
設置後30年経過
設置以来ノーメンテナンス(水槽清掃のみ実施)
経年劣化は激しく、また亀裂箇所は端部のため水槽更新が必要ですが、それまでの応急的な延命措置
水槽内の上部は塩素ガスにより鉄部の腐食しやすい環境です。(水道水は塩素消毒されています)
その他、異種金属の電蝕(ステンレスタンクに鉄を使用)により破損する水槽も実存します。
- ボルト・ナット腐食
- ボールタップ配管
- 水槽上部ボルト・ナット
- 水中ポンプ逆止弁
- 市水配管
- 配管内サビの清掃
- ステンレスタンクにサビ
- 排水口の配管サビ
- 送水口閉塞
- 市水配管のサビ
- ステンレスタンクと鉄配管 電蝕により漏水
- ポンプの水漏れにより腐食
対策工事例
各種補修工事
- 専用ボルトキャップでサビの進行を止める
- ボールタップの取替
- パイロット管がサビで閉塞して断水
- 電極取替
- 通気管の破損
- マンホールパッキン取替
屋外に設置された水槽は直射日光・風雨・雪・凍結にさらされ過酷な環境にあります。
特に紫外線は劣化すると太陽光が透過して藻の発生へとつながります。
また、天板に亀裂や結合部パッキン劣化により雨水が侵入して飲料水として衛生的に問題となります。
- 藻の発生によりFRP表面劣化進行
- 天板の劣化により継目より雨水侵入
- 高架水槽が割れており雨水侵入
- マンホールパッキンの劣化により藻の発生
- 紫外線透過
- 高架水槽が割れており雨水侵入
対策工事例
FRP樹脂ライニング工事
- 紫外線により天板劣化
- ガラス繊維にて補強
- 遮光性塗料にて下塗り
- 仕上げ塗り(完成)
地盤沈下により傾いた水槽は非常に危険です。
大きな地震が起こった場合に最悪の事態が予測されます。
転倒・倒壊・破裂により断水
本来は水平にあるものが傾き、歪んていることで各所で無理があり亀裂・水漏れの原因となります。
貯水槽の不具合で最も緊急性があります。
特に1997年より前に設置された水槽は現在の耐震基準に合致しておりません。
その水槽は傾いていなくても架台に補強金具を設置して耐震補強をおすすめいたします。
対策工事例
- 地盤沈下により傾いた状態
- レベル調整中
- レベル調整・耐震補強・金具取付
- 完成
付帯設備に不具合も修理、改善が必要です。
災害を想定した予防をご提案いたします。
竣工当初より不適切な取付をされているものもあります。
- 水槽内梯破損
- 変位吸収継手が使われてなく強い地震の時に危険
- 高架水槽配管より漏水して断水
- フレキシブル継手の内側ピンホール(白い部分)サビが原因
- 取替中
- 取替後
- 水中ポンプの保守
- 市水給水管の漏水修理
- 揚水ポンプのオーバーホール
- 圧力メーターの取付位置間違い(もしくはメーターの選定ミス)